2016年3月22日火曜日

今の対馬に足りないのはうまくパッケージングする人。

先日、ひょんなことからフランス在住の料理人、山下くんとお会いする機会を得ました。

せっかく対馬に来られたので2時間ほど、岸からですが釣りを楽しんでもらいました。

 

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(本人の許可を得て掲載しています)

 

初めての下対馬のポイントだったので苦戦しましたがカサゴを釣ってもらいました。

20cm以下だったのでリリース。

 

それはさておき、せっかくなので山下くんに対馬の食材で料理を作ってもらいました。

「あるもので作りますよ!」とのこと。僕も一度は言ってみたいです。

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ただただ見とれてましたが、やっぱり包丁の使い方から食材の下ごしらえの仕方までプロでした。

イカは食感をよくするためにさっと湯通し(メモメモ)。

 

カメノテやイカの白子など、無茶振り的な食材多数だったのですが、さらっとアレンジして作ってくれました。

 

アオリイカとイカの子のナンチャラナンチャラ。(すまぬ。ボキャ貧。)

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からめているソースがオシャンティなだけでなく、めちゃくちゃおいしかった。

イカのプリっとした歯ごたえも自分が釣ったものとは思えない食感でした。

 

亀の手のダシで作ったリゾット。

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これがまた、超絶おいしかった。生クリームがなかったんですが、すごく濃厚。

田ノ浜の椎茸もいい具合にマッチしてました。

湯がいた亀の手も美味しくいただきました。 

 

 

イノシシの焼肉。

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イノシシのソーセージやサラミ。

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イノシシ関係は安定のクオリティ。

普段肉に飢えてる僕はイノシシメイン。

魚に飢えてる有害鳥獣班は魚貝メインで食べました。

 

食べながら皆で熱く語り合ったんですが、地方には資源がたくさんあるんだけど、それをうまくパッケージングできる人が少ないという話をしました。

対馬はたくさんいい資源があるんですが、そのポテンシャルを引き出しきれてません。

特に洋食分野は抜群に相性の良い食材がたくさんあるのに、開発が遅れているように感じます。

山下くんは今はフランスで修行をされていますが、数年後には地方にお店を構えて、地方の食材を扱ったお店で地方を元気にするような構想を考えておられるようです。

これからこういった視点の若い才能を地域に入れていけるかがその地域を盛り上げられるかを決める大きな要因になるように思います。

 

以前ブログで取り上げたアルケッチャーノの奥田さんは この手の話の先端事例ですね。

ちゃらんぽらんな離島初心者のブログ: まだまだこんなもんじゃない。対馬の魅力を引き出すヒントをもらった本。「地方再生のレシピ(奥田政行著)」オススメです!

 

 

 

 

 

 

この本にも書かれていますが、地方再生的アプローチでは行政との連携がキーになるように思います。

もちろん商売ですので、儲けてなんぼなんですが、観光や一次産業とのつながりを持って連携する部分があるので、公の場でも発言権を持っておくにこしたことはありません。

対馬は魅力的な資源があることはもちろん、よそ者を歓迎してくれる慣習がありますし、協力してくれる人が多い印象ですので、ぜひとも対馬も身の置き場として考えてもらえたら嬉しいです。

 

 

僕も対馬にある資源のポテンシャルを引き出すような挑戦をこれからしていきたいと思っています。

 

おまけ

 

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マゴチを釣るパイセン。

 

 

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地球を釣る狩猟系女子。

 

 

 

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