<雑記>
Kawagucciさんのブログ.
いつもながら,フムフムと思って読んだ.
Kawagucciさんぐらい達観できると,はっきりと人格と意見の独立を出来るのかもしれないが,
俺含め多くの人は,意識的に,もしくは無意識のうちに人格の格付けを行い,
その影響を多分に受けた振る舞いをしがちである.
Kawagucciさんが提案されている「【ロールプレイ】によるディベート」という取り組みは,
とても有効だと思う.
Kawagucciさんのブログでは大学教育や教養での取り組みとして提案しているようだが,
「人格と意見の独立」を意識さえすれば,その訓練を行う手法というのは日常の中にたくさんある.
例えば,海洋研でずっと参加していたサッカー活動は,
「人格と意見の独立」,【ロールプレイ】のよい訓練になったように思う.
最初は,
「適当に体を動かせればいいや」
というスタンスで参加していた.
一応,サッカー経験者だったので,ゴールを決めたり,アシストしたり,守ったり,
チームの勝利に貢献するような働きをすることも何度かあって,
そのうち,同じチームになった人から意見を求められる様になった.
その時に,自分が意見を持っていないことに気づかされた.
それからは,自分の中で,海洋研サッカーで有効な戦術は何かと考える様になった.
自分なりの海洋研サッカー論が出来てきていたのだが,
当時俺の研究室の助教だったK川さんは全く違うサッカー論を持っていた.
簡単に言うと,
俺は,「相手に攻めさせて,ボールを奪ってカウンター」派で,
K川さんは,「相手に息をする暇も与えない,前線からプレス」派だった.
だから,当時K川さんと同じチームになると,
引いて守る俺と,前線からプレスするK川さんの間にギャップができて,
全然うまくいかなくなった.
サッカーではこのようなことが良くある.
チームを決めた時には,一方のチームに経験者が偏って,
一見そのチームの楽勝かと思いきや,
いざ試合をしてみると,接戦になったり,そのチームが負けたりする.
この現象は,違う意見を持った影響力のある経験者が混在し,
かつ議論せずにダブルスタンダードで試合にのぞんだ時に起こりやすい.
まさに当時の俺とK川さんのチームはそんな感じだった.
ゲーム後にK川さんが戦術を話してくれて,K川さんの戦術に合わせて動いてみた.
また,K川さんの「前線からプレス」戦術は全員が同じコンセプトで動かないと破綻してしまう.
だから,自分が戦術通り振る舞うだけではなくて,
味方チーム全体に戦術を理解させないといけなかった.
その時に気がついたのは,俺が持っていた海洋研サッカー論は,
自分一人で打開できるやり方の中で最適な方法を求めたにすぎず,
チーム全体で戦術を共有する発想が自分の中に無かったということである.
この経験を皮切りに,KawagucciさんやS藤さん,他の人とも話しながら,
出来るだけ戦術を共有しながらサッカーをできるように意識した.
コミュニケーションをとっていく中で,次に出てきた問題は,
Kawagucciさんのブログの冒頭にある
どんなにダメなヤツでも,言っていることが「ごもっとも」なことはあるし,
どんなにスゴイヤツでも,言っていることが「トンデモ」なこともある。
である.
ここでいうダメ,スゴイは,
「嫌い,好き」であったり,「未経験者,経験者」であったりする.
KawagucciさんやS藤さん,M西さんなどは未経験者だったが,
積極的に意見を出していて,その意見を実践してみるとぴたりとハマることも多かった.
もちろんハマらない事も多いのだが,そういった場面でも,
発案者を責めるのではなく,コンセプトの改善にエネルギーを費やすことが重要
という事にも気がついた.
つまり,人格と意見を分けて考える事が必要であることを感じた.
(と書くと,この記事に登場した先輩方の人格を疑っているように思われるかもしれないが,
全くそんな事はなくて,むしろ皆リスペクトしております.)
ということで,Kawagucciさんの主張を存分にはき違えた投稿になってしまったと自負しているが,
要は,サッカーしましょう.Flat Hourをよろしくということです.
すみません.
整合を取る時間が無くなってしまったので,投稿ボタンをポチッと.
<食事>
朝:コーヒー,ゼリー
撮影なし.
昼:カキフライ丼,豚汁,揚げ出し豆腐
晩:点でつけ麺
<運動>
Flat Hourでサッカー
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